2000年5月。まだ9ヶ月(0歳)のボクはタマを取られました。
朝、病院に連れて行かれて、夕方には家に帰っってきたんだけど、
その帰り道は麻酔がまだ効いていてフラフラでした。
いつもなら3分の帰り道が、10分近く掛かったんですから。
一週間はアソコが真っ赤で痛かった。
思い出すのもイヤです。
いまの飼い主(TOさん、KAさん)とは違うところで、ボクは生まれました。
だから、彼らは正確なボクの誕生日を知らないんです。もちろん、ボクも憶えていません。
”年月”は間違えないが”日”は彼らの推測で、「当たらずとも遠からず」だそうです。
※ボクが、TOさん、KAさんのところに来たばかりの頃(生後2ヶ月)の写真です。
ボクが生まれた街には、仔犬仔猫が生まれて困っている人と、犬猫を飼いたい人を
マッチングさせる場があります。
ボクのお母さん(柴犬)の飼い主は、ボクたち兄弟が生まれたとき、
ボクと姉をその場に出すことに決めたんです。兄弟がいっぱい生まれたので。
会場に着くと、そこにはたくさんの仔犬仔猫を飼いたがっている人が来ていました。
その日は、多くの人は猫でなく犬を飼いたがっていたので、犬を飼いたい人は
ジャンケンで決めることになったんです。
各参加者は1回しかジャンケンする権利がないという条件で。
まず、ボクの姉の飼い主を決めるジャンケンが10人ぐらいで行なわれ、そこには
KAさんが参戦したけど、あっさり負けました。
次に、ボクの飼い主を決めるジャンケンが20人ぐらいで行なわれました。
かわいかったのでその日の一番人気だったんです。
今度はTOさんが参戦しました。TOさんはあまり動物を飼うのに乗り気ではなかった
そうですが、それが良かったのでしょう。激戦の末に勝ったのでした。無欲の勝利。
その場で簡単な手続きを済ませ、自動車に乗せられて、ボクの新しい家での生活が、
その日から始まったのでした。
それ以来、お母さんにも姉にも会っていません。
どこにいるのかも知りません。元気なのでしょうか?
ボクは屋外で暮らしています。小さな庭に放し飼いにされています。
近所の人が通ると気になって近づいていきます。
みんながボクの頭を撫でたり、話しかたりして、たまにはお菓子をくれたりして
通っていきます。近所の小学生たちはみんなボクの名前を知っています。
TOさん、KAさんは「愛想がいいね。大切なこと。」とほめてくれます。
何でも食べます。散歩中に他の犬の糞もたまに食べます。怒られます。
残り物の味噌汁かけゴハンとかが大好きですが、身体に良くないらしく滅多にくれません。
基本はドライフードです。1日2食。太ってなんかいません。デブはキライです。
夏の暑さは苦手でツライですが、寒い冬は大好きで、元気いっぱいです。
雪も大好き。
小さい頃、何度か自動車に乗りましたが吐いてしまったことがあります。
クルマ酔いするみたいです。だから自動車は嫌いです。
1〜2ヶ月に1度、お風呂に入れられます。イヤです。大暴れします。
でも、入ってしばらく経つと、気持ちい良くなってきます。
病院は誰でも嫌いですよね。タマ取られたり、注射されたりと、いい思いではありません。
3回家出をしたことがあります。門の隙間から出ました。
3回目は近所の自転車屋さんに捕まって、すぐに戻されましたが、1回目と2回目は
思う存分に外の世界を楽しんできました。
翌朝に戻ったとき、TOさんは怒らずに抱きしめてくれました。心配かけたと思いました。
だから、もうしません。しないつもりです。でも、外の世界は魅力的ですよね。
TOさん、KAさん、の事情で、JIさん、BAさんのところに2回預けられました。 山の中なので、散歩が楽しかった。川も近くにあったし。 思う存分に外の世界を楽しんできました。
猫が気になって仕方ありません。見つけると追い駆けたくなります。なぜでしょう?
ウンチは2本の前足を軸に回転しながらします。後足2本はしっかりと地に付いていません。
もう少し前足で頑張れば逆立ちできそうな状態でします。
そう云えば、ヤブイヌという動物のメスは逆立ちしてオシッコするそうですが、
それに近いですね。
『伏せ』はできませんが、それ以外はできます。『待て』も得意です。いつまででも待てます。
コツがあるんですよ。それは、見ないこと。見ちゃうと待てないから。
存在を忘れて、囚われないことです。執着しないことです。哲学です。